記録的な猛暑日が続く中、三和建設株式会社(本社:大阪市淀川区、代表取締役社長:森本尚孝)は、炎天下で働く作業員の熱中症対策として、今年も「かき氷ステーション」を導入しました。今年初めて全国で40℃を記録した静岡をはじめ、各地で災害級の暑さが続いており、熱中症対策のさらなる強化が急務となっています。
7 月8 日に行われた日本救急医学会のオンライン記者会見で、熱中症の重症度を従来の3 段階から4 段階へ改定し、重症の中でもさらに注意が必要な「最重症」を新たに設けられました。これは、近年における猛暑化による熱中症患者の増加と重症化を受け、より適切な医療体制の構築を図るための措置です。
■かき氷ステーションの成り立ち
「製氷機を現場に設置したらみんなの負担が軽くなり、喜ばれるのは?」と考え、製氷機の導入を決定。やがて「製氷機があるならかき氷もできるのでは?」と更に現場に目を向けたことでかき氷機も設置。作業員にも好評で、かき氷ステーションは三和建設の夏の風物詩となりました。
2024年7月、茨城県内の危険物倉庫建設現場では、1日に約100人の作業員が出入りしています。設置開始より10日間で約500Kgの氷を消費※しましたが、氷不足が頻発し、現場所長は製氷機の追加設置を決定しました。
かき氷作りは1 人ずつ行うため、待ち時間も生じる中で「何味にしますか?」等職種を超えた交流も見られます。人気のシロップはブルーハワイですが、昨年の岡山現場ではイチゴでした。最近では全種類を混ぜ合わせた「ミックス」が人気になるなど、各現場ならではのユニークなカルチャーが育まれています。
■かき氷で内部冷却するアイススラリーにも期待
松島 勇介医師(医療法人友広会 理事長 日本医師会認定産業医) のコメントかき氷は涼をとるだけでなく、「アイススラリー」の効果も期待できます。アイススラリーとは、細かい氷の粒子が液体に分散した飲料で、通常の氷よりも結晶が小さく、流動性が高いことから、体の内部を効率よく短時間で冷却できると言われています。
近年、運動前に一時的に深部体温を下げる「プレクーリング」という概念が提唱されており、その方法としてアイススラリーが活用されています。
■熱中症予防ゼリーやウェアラブルデバイスも配布
同社では、かき氷ステーション以外にも、熱中症予防ゼリー「ゼネコンがつくったしおゼリー」の企画・販売や、深部体温を図るウェアラブルデバイスの全作業員への配布など、多角的な熱中症対策を実施しています。
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2024 年 三和建設の熱中症対策
①自社開発「ゼネコンがつくったしおゼリー」を作業員に無償配布
②瞬間冷却パックの設置
③コールドスプレーの設置
④クーラー完備の休憩所(熱中症対策室)設置
⑤クーラー完備のトイレ設置
⑥ミスト送風機の設置
⑦ファン付き作業服の貸与
⑧自動販売機で塩分補給ドリンクなど指定3 種を50~70 円で販売(差額は三和建設と協力会で補助)
⑨全作業員への熱中症対策ウォッチ無償貸与
三和建設は、高温多湿の環境下での長時間作業が作業員にとって過酷であることを認識しています。現場で働く作業員が安全かつ快適に、そして前向きな気持ちで作業に取り組めるよう、今後も積極的に環境改善に取り組んでまいります。
■会社概要
商号 : 三和建設株式会社
代表者 : 代表取締役社長 森本 尚孝
所在地 : 〒532-0013 大阪府大阪市淀川区木川西2丁目2番5号
設立 : 1947年5月
事業内容 : 総合建設業
資本金 : 一億円
URL : https://www.sgc-web.co.jp/
【プレスリリースに関するお問い合わせ先】
三和建設株式会社
広報 北纓(きたお)
Tel:06-6301-6636
E-Mail:pr@sgc-web.co.jp
※メーカー発行の製品仕様より「製氷能力(50/60Hz)約45/49kg/日」
【参考資料】
■ゼネコンがつくったしおゼリーとは
2020年に自社向けに商品化しましたが、販売希望を多く頂戴したことから2021年より一般販売をスタート。3年間で累計100万本を販売しました。
■熱中症対策ウォッチの無償貸与
腕に装着するだけで深部体温の上昇を検知し熱中症になる前にアラームとLEDで知らせる腕時計型のウェアラブルデバイスを三和建設の管理する全現場の作業員に無償貸与しています。
(2024年導入数:500本) カナリア:https://biodatabank.co.jp/consumer/