三和建設、大阪公立大学と共同でSDGsを体験的に学ぶことができるカードゲームを制作
ゼミ生・社会人・フリースクール生と高校生、多様性豊かな参加者がともに学ぶワークショップを開催【プレスリリース】
11月27日(日)、三和建設株式会社(本社:大阪市淀川区、代表取締役社長:森本 尚孝、以下:三和建設)は大阪公立大学(本部:大阪市阿倍野区、学長:辰巳砂 昌弘) 経済学部経済学科 杉田ゼミナール(杉田 菜穂教授)と共同で、SDGsをテーマとするワークショップ「ゲームで未来を考えよう まるっとSDGs」(於 大阪公立大学 杉本キャンパス 学術情報センター大会議室・大阪市住吉区)を開催しました。
大阪公立大学 経済学部経済学科 杉田ゼミナールと三和建設の連携は4年目を迎え、本年度は約半年にわたって「SDGsの知識を広めて、一人でも多くの行動が変わる」をテーマに活動してまいりました。
今回の共同研究を通して、学生たちが社会と企業の両方に価値を生み出すための多角的な視点を養うことを目指しています。
■取り組みの背景
2015年9月に国連でSDGsが国際目標として採択されてから7年が経過しました。日本では政府を中心に企業や自治体、個人などによって取り組みが進められたことでSDGsという言葉が少しずつ広まってきています。しかしながら、2022年6月に発表された持続可能な開発ソリューション・ネットワーク(SDSN)とベルステルマン財団によって作成されたレポート「Sustainable Development Report(持続可能な開発レポート) 2022」において、日本は昨年から1つランクを落とし163ヵ国中19位でした。
2030年までに持続可能でよりよい世界を目指すためには、さらに幅広い世代の認知を深め、各個人が行動する必要があります。
■杉田ゼミナールとの共同研究について
杉田ゼミナールは健康・医療、子ども・子育て、雇用・労働、年金など、私たちが生活する上で直面する問題とその解決策について学びを深めるゼミナールです。
三和建設と杉田ゼミナールとの連携では「SDGs(持続可能な開発目標)の可能性や限界について」というテーマで共同研究に取り組んできました。企業や自治体、地域、あるいは個人による事業や活動とSDGsの関連についての取材調査をもとに、ゼミ生と三和建設の社員がSDGsについての理解を深めてきました。
共同研究の成果として、学生が就職活動や社会生活において切り離すことができないSDGsをゲーム感覚で体験的に学ぶことができるカードゲームの企画・制作を行いました。
ゲームは参加者それぞれに異なる役割(学生、専門家、建設会社、銀行、主婦(夫)、など)を割り当て、予算とひと資源を利用して持続可能な社会を創り出すために役割毎に設定されたプロジェクトを達成していくことがゴールとなります。プロジェクト達成には周りの人とのコミュニケーションが不可欠であり、プロジェクトの目的とSDGs 17の目標が関連づけられおり、達成によって「経済」「暮らしやすさ」「環境」「協働」という4つの指標数値が変動するなど、様々な要素を総合的に考える必要があるカードゲームです。
今後、今回企画・制作したカードゲームの精度を上げ、高校生、大学生や企業など様々な場所で教材として活用される予定です。
■ワークショップについて
11月27日に開催したワークショップは、杉田ゼミナールのゼミ生10名、参加を希望した大阪公立大学の他学部の1・2年生5名に加え、全日制フリースクールと高校生の合計9名と三和建設の人事担当者3名と多様なメンバーが取り組みしました。はじめに今回制作されたカードゲームでSDGsを学び、後半は「SDGsって何だろう?~今私たちができること~」と題してSDGs 17の目標それぞれにおいて身近に実践できる取り組みを講義形式で紹介しました。最後は、今回のワークショップで学びを得たうえでそれぞれがSDGs達成に向けて具体的に今後行動していく内容を「SDGs宣言書」として記載して終了しました。
■ワークショップ参加者の声(アンケート結果より)
また、ワークショップ参加者の90%がSDGsについて「今後自分なりに取り組んでみたい」と回答する結果となり、ワークショップの目的であるSDGs達成に向けた小さな一歩が踏み出せたという手ごたえを感じることができました。
■会社概要
プレスリリースに関するお問い合わせ
三和建設株式会社 広報 北纓(きたお)
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