3月6日(日)、特定非営利活動法人アートアンドアーキテクトフェスタが主催する、全国の建築学生を対象にした地域滞在型のワークショップ「建築学生ワークショップ 明治神宮 2021」の公開プレゼンテーションが開催されました。当日は、参加学生たちの提案意図や制作の創意工夫を発表し、国内外で活躍する建築家をはじめとした全国の大学で教鞭を執る先生方による講評会が行われました。
建築学生ワークショップは、建築や環境デザイン等の分野を選考する大学生を対象にした、普段の大学生活では体験できないスケールで作品制作を行う地域滞在型のワークショップです。国内外にて活躍中の建築家を中心とした講師陣の指導のもと、開催地の歴史や地域環境を研究しながら、他大学生徒との交流の中でその場所における社会的な実作品をつくりあげる経験を目的としています。
三和建設は、建築学生ワークショップに協賛しており、実作品を制作するためのアドバイザーとして当社設2名が参加しました。意識的にデザインに触れる機会を提供したい、ワークショップに参加することで「ものづくり」の楽しさを再認識してもらいたいという想いからアドバイザーを社内で公募し希望者の中から選抜しました。
建築学生ワークショップ 明治神宮 2021
【開催場所】
明治神宮境内(東京都渋谷区)
1912年明治天皇、その2年後に皇后の昭憲皇太后が崩御され、国民から御神霊をおまつりして御聖徳を永久に敬いお慕いしたいとの熱き願いが沸き上がり、全国から11万人もの青年団の勤労力奉仕により参道が造られ、約10万本の献木が植えられ造営、1920年11月1日に鎮座祭が行われた明治神宮。2020年の一昨年、鎮座百年祭を迎え本殿以下36棟が重要文化財に指定されたこの聖地において時代を築く学生が集まり、御社殿群・宝物殿と意匠的に優秀な建造物が点在する祈りの杜にて、全国の大学生を中心とした合宿による地域滞在型の取り組みから、小さな建築の実現を目指します。
【スケジュール】
2021年6月5日(土) 現地説明会・調査
7月3日(土)~4日(日) 提案作品講評会(1泊2日)
3月1日(火)~7日(月) 合宿にて原寸制作ファイナル(6泊7日)
2022年3月6日(日) 公開プレゼンテーション
【制作内容】
“唯一無二の自然環境を守るために、あなたの提案を実現化してください”
フォリーの原寸模型を地域産材(自然素材 / 木材、和紙、土、石など)の材料で制作
【参加対象者】
建築および都市、環境、デザイン、芸術など、これに類する分野を学ぶ学生および院生
三和建設ではこうしたワークショップやセミナーへの協賛・協力などを通じて、弊社のミッションである有用な建物づくりを実現する仲間たちが建設業界の発展を担う将来世代の支援を行っていきます。