三和建設株式会社(本社:大阪市淀川区、代表取締役社長:森本 尚孝)は、財団法人日本デザイン振興会主催の「2019年度グッドデザイン賞」を下記3プロジェクトで受賞しましたのでお知らせいたします。
三和建設はミッションとして「『お客さまにとって使える建物』『社会にとって有用な建物』を提供する」ことを掲げております。全ての機能やカタチには理由があり、建物は目的を持って使うためのものです。建物のすべてがお客さまの想いと価値に直結するという想いで作り上げた建物が結果としてグッドデザイン賞という形で評価されたことを大変うれしく思っております。これからもミッションを元に、快適で豊かな街づくり、社会づくりに努めてまいります。
・日本基礎技術株式会社 日吉寮
概要:
14棟38戸からなる分棟形式で建てられた建設基礎施工会社の独身寮。分棟形式とすることで各住戸の採光・通風性やプライバシーを確保しながらも、棟間の細い路地や、樹木が植えられた中庭を介して、住人同士の存在が見え隠れする都市的な空間をつくりだした。
審査員コメント:
独身寮でありながら、食堂・談話室などの共用スペースを排し、プライバシー確保に重きを置きつつも、程よい距離感で気配を感じさせるコンセプトで、分棟形式の住戸配置や中庭のデザインが巧みな作品となっている。独身寮とはいっても、晩婚化により居住者の半数は40代以上とのこと。今後の独身寮の方向性に一石を投じたものとして評価できる。
・Grand Louvre 麻布十番
概要:
麻布十番に建つRC造10階建ての搭状集合住宅。この建物はスラブと梁からなる厚み1mのコンクリートの帯を積み重ねることによって構成される。ワンフロアに60m²の住宅を1室とすることでプライバシーと防犯性を確保しつつ、外壁面をガラス張りにすることで、3方面に視野の広がるここにしかない都市風景を楽しめる空間とした。
審査員コメント:
1フロア1住戸というシンプルな構成がもたらす特徴を追求し、印象的な存在感を獲得している。コンクリートの帯状部分はこの建物に視覚的な秩序を与えると同時に、ファサードの揺らぎを印象づけるものとなっている。バルコニーとボイドにより2つの角が取れたファサードとなっているが、このことは塔状建築に優しい感じを与えることとなっている。
・堀口珈琲 横浜ロースタリー
概要:
スペシャリティコーヒーの専門店堀口コーヒーの焙煎工場。衛生管理を徹底した食品工場としての性能を満たしながら、その製造過程を可視化することを目指した。また柔らかな自然光を取り込む大きな高窓は、製造エリアの居住性を格段に向上させた。内部空間の要件が明るく開放的な外観を生み、倉庫と工場が密集した地域の中で際立つ佇まいとなった。
審査員コメント:
ファザードが家形状で焙煎工場というよりも店舗のようにも見える佇まい。内部は高窓によって明るく、外からも焙煎工程が可視化できるようにつくられている。限られた条件の中で丁寧に設計されていて、全体的に魅力的な空間となっている。外部に向けて素晴らしいアピールとなると共に、工場で働く人々にとっても快適な空間が提供されており、スペシャリティコーヒーの焙煎場として相応しい建物となっている。
グッドデザイン賞とは
グッドデザイン賞は、1957年設立のグッドデザイン商品選定制度を発端とする、日本唯一の総合的なデザイン評価・推奨の運動です。単にものの美しさを競うのではなく、産業の発展とくらしの質を高めるデザインを、身の回りのさまざまな分野から見いだし、広く伝えることを目的としています。世界でも有数の規模と実績を誇るデザイン賞として、国内外の多くの企業やデザイナーが参加するとともに、よいデザインを社会に広める運動としても多くの人びとから支持されています。
会社概要
商号 : 三和建設株式会社
代表者 : 代表取締役社長 森本 尚孝
所在地 : 〒532-0013 大阪府大阪市淀川区木川西2丁目2番5号
設立 : 1947年5月
事業内容 : 総合建設業
資本金 : 一億円
URL : https://www.sgc-web.co.jp/
本件に関するお問い合わせ先
三和建設株式会社 広報 北纓(きたお)
Tel:06-6301-6636 E-Mail:pr@sgc-web.co.jp